戦争反対。誰でも言う言葉です。でも戦争があって色々な人体実験が行なわれたから、今の医学の進歩があったりするわけです。(役に立たない化学実験もたくさんあったけどね)
客観的にみて時代はいつも戦いと平和のミルフィーユです。この瞬間もどこかの国では戦争で人間が死んでいる。
僕は戦争は必要悪だと思っています。巻き込まれる『罪もない民衆』には迷惑な話ですが、戦争は全てを破壊しそして再生させる。
人の価値観も正義も愛も悲しみも憎しみも生活も全てぶち壊して、新しい物を作り出す。
或る雑誌で「今の若い人は全てを壊してくれる戦争を待っている」というような記事がありましたが、僕も概ね賛成です。
平和は人を腐らせる。その腐敗した物から戦争が生まれる。そして全部を焼き尽くして、平和のありがたさを身に染みてわからせてまた平和がやってくる。
戦争が悪いことは誰だって知っています。でもこの世に存在するものには何か意味があるはず。と考えてみれば、戦争というのは死であり、再生への道筋なのではないでしょうか。
今の日本は平和の飽和状態だと僕は思っています。将来への不安、国への絶望などが平和の中に淀んで、命の価値を見失っている人が多い。
生きている実感が無いから、他人を殺せる。殴られたり斬られた痛さを知らないから、他人を傷つけられる。
光だけでは光の価値はわからない。闇だけでは闇の価値はわからない。戦い傷つけ傷つけられ、死と隣り合わせだからこそ手に入るものもあるのではないでしょうか。
といえど、今は空から一方的に他国を攻撃したり、一方的なのが多い。あれは賛成しない。銃と銃、ナイフとナイフ、相手を傷つける代償に自分も死ぬかもしれない。命のやり取りこそが大切だと思います。一方的なのは戦争じゃない。ただの虐殺。
戦争には意味があると思いますが、虐殺はただのエゴではないのでしょうか。僕はそう考えています。
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